低年齢層向け少年漫画、コロコロコミックでデビューして、その後創刊された低年齢層向け少女マンガ雑誌「ぴょんぴょん」で連載、その「ぴょんぴょん」が併合された「ちゃお」でウェディングピーチチームに入り、一年後にアニメ化、それが海外に輸出されたのを機に、海外とのやり取りが始まり(英語を勉強し)、コツコツ描いていた長編同人誌がドイツの雑誌に連載され、アメリカで電子書籍としてリリースが始まり　―　現在はアメリカの独立系出版社Digital Manga Inc.と仕事をしている、谷沢直と申します。
私は日本ではかなり稀な経歴を持った漫画家です。2011年からマンガスクールで教えてきました。また、海外でマンガワークショップを通してマンガにあまりなじみのない外国のファンにマンガを教えてきたことも、良い経験になっていると感じております。マンガを描くのは本人です。描き方に「正しい方法」はありません。｢正しい方法｣は、試行錯誤をしながら自分で見つけていくしかないのです。これは、簡単な事ではありません。しかも、創作というのは孤独な作業です。
とはいえ、そこに手助けをしてくれる存在があれば、完走、あるいは近道を見つける事も出来るかもしれません。マンガを教えるというのは、そういうことだと思っています。
ちょっと頑張ってみませんか。私の経てきた試行錯誤が、あなたの参考になるかもしれません。作品つくりは孤独で大変な作業ですが、併走者がいると思っていただきたいです。一緒に頑張りましょう。